生きている時間(起きている時間)の質を高めるためには、
死んでる時間(寝ている時間)の質を高める必要があります。
世界平均睡眠時間OECD2014によれば、
日本人の平均睡眠時間は
約7時間43分だそうです。
また、
私が暮らしているニュージーランドでは、
約8時間46分だそうです。
約1時間の差があります。
生きている時間を
睡眠に取られてたまるか!!
と言っているかの如く、
仕事
トレーニング
勉強に勤しみます。
そして、
短眠術のような本が
売れたりしているのが
現在の日本の状況です。
世界では、
睡眠教育が世代別にされています。
しかし、
一方で日本では、
睡眠教育を受けたことは一切ありません。
私がいるニュージーランドでは、
子どもやアスリートには
10時間の睡眠を寝るようにと進めています。
これには、
大きな裏付けがあります。
睡眠情報ジャーナル『Sleep』に、
こんなストーリーが掲載されていました。
スタンフォード大学のバスケットボール部員を対象にした研究です。
当初は自分たちが睡眠不足だと思っていなかったバスケットボールの選手たちが、
毎晩10時間以上寝るようにしたところ、
短距離走が速くなり、シュートも入るようになりました。
さらに、
「身体的、精神的な健康状態を示す指標が、全体的に改善した」そうです。
また、
学術誌『Physiology and Behavior』に掲載されたレビューは、
部分的な睡眠不足に関して以下のような結論を導いています。
①有酸素運動(長距離走など)と無酸素運動(短距離走など):睡眠不足による違いは「ごくわずか」。 ②反復的無酸素運動(重量挙げなど):疲労が増す ③戦略や集中を要するスポーツ:判断力が鈍る ④高い集中力を必要とするスポーツ(的を狙うものなど):ミスが増える
また、
「睡眠不足は最大限に体を使おうと努力したり、運動能力を発揮しようとしたりすることなど、一般的な運動能力には影響を及ぼさないかもしれない。だが、自律神経系や免疫系、思考能力など、運動に直接関連するさまざまな機能を低下させると考えられる。結果として、運動能力に悪影響を及ぼす可能性がある」
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